ストレスの正体ってなんだ?
日々なにかと感じるストレスですが、ストレスの本当の正体って?
イメージとしては、自分にとって、「イラッ」とすることをストレスとしてとらえるのではないでしょうか。もちろん、これもストレスのひとつなのですが、ストレスの定義を知ると、この他にもいろいろあることがわかります。
ストレスとは?
ストレスとは、ストレッサーとストレス反応をまとめたものの呼び方になります。
といわれても、よくわかりませんね。もう少し細かく見ていきましょう。
まず、ストレッサーとは、個人にとって、心理的あるいは身体的負担になるような出来事のことをいいます。例をあげてみると、『暑すぎる』、『寒すぎる』などの環境であったり、ある人から『嫌なことを言われた』などの人間関係によるものだったりします。
次にストレス反応とは、例に挙げたようなストレッサーによって引き起こされる反応になります。こちらも例をあげると、暑すぎる環境にずっといる場合に、頭痛やめまいが起こったとしましょう。この場合、『暑すぎる環境』がストレッサーとなり、これが原因となりストレス反応として、頭痛やめまいなどの身体的反応が表れたのです。
もうひとつ別の例をあげてみましょう。
大切な人と待ち合わせの約束があり、約束の時間に間に合うかどうかギリギリの状態のときに、焦りや不安などを感じた経験が一度はあるでしょう。この場合は、『約束の時間に間に合わないかもしれない』というのがストレッサーとなり、これが原因でストレス反応として、焦りや不安などの心理的反応が表れたのです。
これらの例から、ストレッサーとストレス反応は一体であるということが、おわかりいただけたかと思います。逆にいえば、ストレッサーがなければ、ストレス反応が起こらないということです。でも、よく考えると、ストレッサーっていっぱいありますよね。日々、何かとストレスを感じるのもうなずけます。
だからこそ、ストレスと上手に付き合うためには、ストレスについてよく知ることが大切なのです。